ＯＨ！ＨＡＰＰＹ　ＤＡＹ♪

クリスタルヴォイス、ラストライブにご来場いただきました皆様、共に舞台に立ってくれたメンバーの皆様。
ステキな演奏をしてくれた、男前三人衆、舞台には出られなかったけれど、受付を手伝ってくれた休会中のメンバーさん、心より御礼申し上げます。

今年はクリスタルにとっても波乱万丈な出来事が起きた一年でした。
メンバーのご主人様が亡くなり、お父様が亡くなり、私も16年間生活を共にしてきた愛犬を亡くしました。

昨年の初県文ライブが終わった後、ものすごい「喪失感」が私にはありました。
何故かわからないけれど、それがあまりにも大きくて、打ち上げ時の記憶が殆ど無いくらいでした。

ライブが終わり四、五日後だったでしょうか、ずっとクリスタルのバックバンドとして演奏してくれていたC VBのベーシストさんが、東京転勤になり、共にC VBも解散になりますとのメールをもらいました。
ただならぬ喪失感はこの出来事を予測していたのかもしれません。

しかしながら、私にはまだやり残したことがありました。

バンドがダメでも、カラオケででも、もう一回県文でやりたい！

サブリーダーの富岡さんにそれを伝えると「やりましょう」と言ってくださり、日にちも12月23日が空いていたので、おさえました。

日々練習していく中で、メンバーのご主人の容態が悪くなり、6月には天に召されたとの連絡をうけました。
私達にとっても、ショックで辛い出来事でした。

ご主人の病状が悪くなり、入院したのも昨年のライブの前日でした。
練習してきましたが、ライブには出られませんでした。
「12月は辛いことが多い月なので
…」と彼女も言っていたし、今年も出演してもらうのは無理かなと思っていたのですが、練習に来てくれたんです！
嬉しかった！とにかく嬉しかった！
今月に入って風邪をひき、症状が酷くて、ずっと養生してくれていました。その甲斐あり、当日は素晴らしい歌声で会場を包んでくれました。

お父様を亡くされたメンバーも、双子ちゃんをお母さん、旦那様のお母様に見てもらいながら舞台に立ってくれました。
昨年の忘年会には私も呼んでいただき、病には侵されていたものの、まだまだお元気ではあったのに…彼女もいつも通りの可愛い笑顔満載で歌ってくれました。

私の知らないところで各メンバーもいろいろあった事でしょう。
けれど、人生においての大きな出来事が起こった時、その人の側にいられる、その人がまた歩き出した時に同じ歩幅で歩いてくれる仲間がいれば、また笑いあえるのではないかと思います。余計な言葉はかけなくても、共に声を重ねるだけで、その思いは伝わるように感じます。

私達メンバーは32名ですが、その家族の皆様、応援してくださるお友達をいれるとものすごい人数になります。それらの方々ひとりひとりの支えにより、私達は舞台で歌わせていただく事ができるのです。

今年は前日夜からの「仕込み」があり、踊りの動きのリハの為、私も夕方から会場に入りました。

私達の舞台を作ってくださっているスタッフの方々の働きを間近で見させていただきました。

ひな壇を作ってくださり、照明の位置を変えてくださり、音響機器の用意をしてくださり、限られた時間の中できちんと動きのリハができるようにしてくださいました。

表舞台にはでないけれど、裏でしっかり支えて働いてくださる方のおかげで私達は輝かせていただけるのです。

その思いはずっと忘れてはいけないと思います。

今回は座席指定させていただきましたので、ゆっくりご覧になっていただけましたでしょうか

全て自分達で運営し、手作り感満載のライブですが、今回のプログラムはデザイナーでもあり、私のラジオの相方「いぐっちゃん」にお願いして作っていただきました。
過去のいろんな写真も入れていただきました。

皆さんのお力を貸していただき、たくさんのご声援の元、無事にラストステージを終える事ができ、今は達成感と感謝でいっぱいです。

もちろん、私が「やり残した事」も今年は実現する事ができました。
毎年必ずひいてしまう風邪にもかからず、最高のコンディションで歌えたこと。自分の身体にもありがとうです。

神様は本当にいるのかどうかわかりません、それは、私が天に上がった時にわかることだからその時にわかればいいと思いますが、人から受けた「恩」を忘れず、地道に自分の足元を見て一歩一歩歩んでいけば、必ず目に見えない「力」は味方になってくれると思います。
これからも、素晴らしい仲間と共に人生を送っていきます！

本当にありがとうございました。

言葉足らずがたくさんあると思います。お許しください。




クリスタルヴォイス代表
武田 千佳